【アーユルヴェーダ】四月の過ごし方
【アーユルヴェーダ】四月の過ごし方
四月という季節
私たちの住んでいる宮崎ではもう桜も散り始めています。
明日は雨らしいですが、持ちこたえてくれるでしょうか。
わたしなんかは春は、植物たちが元気で小鳥たちも嬉しそうにさえずっているのを聞くとウキウキしてきますが、
「春になると毎年色々な不調が出てくるから憂鬱だ」という人も多いみたいですね。
花粉症がある人はそろそろヒノキの症状が出ていたり、嫌な季節だと感じる人も…
四月は学生の人たちは新しい学年を迎えたり、進学して新たな学校に通うようになったり。
また、働いている人たちも異動があったり、学生から新社会人になる人もいます。新しい環境の中で迎える春の不調は特に憂鬱かもしれませんね。
アーユルヴェーダで対策
アーユルヴェーダはインドやスリランカに数千年の昔から伝わる世界最古の伝統医学です。
世の中にはヴァータ風・ピッタ火・カパ水の3つのエネルギーがあり、人の身体にもこの3つのエネルギーが存在すると考えます。どのエネルギーが優勢かによってその人の体質・性質が変わってきます。
だからその人その人にあった生き方をしなくてはいけないんだよ、ということを教えてくれます。
また、季節にもそれぞれ強くなるエネルギーがあり、どのように過ごしたらよいのかを教えてくれています。
これから四月に入りますが、今日はアーユルヴェーダ的に見た四月の不調の乗り越え方についてお話します。
さて、四月は三月に引き続き、ヴァータ・ピッタ・カパのうちでは特にカパのエネルギーの不調が出やすい季節です。
そして、春スタートが多い日本のシステム上、生活に大きな変化が生じることから、「変化」によって乱れるヴァータのエネルギーによる不調も出やすい季節です。
カパの乱れ対策
何度か春のエネルギーの不調については
冬の間蓄積したカパは、春になって強くなってきた太陽の光によって溶けだします。
カパが身体の中で増えてあふれ出すようなイメージですね。
カパが増えすぎて悪さをするとどうなってしまうのでしょう?
増えすぎたカパは身も心も重たーく、だるい感覚を引き起こします。春先に良く感じる不調で花粉症の症状や五月病などの抑うつ状態などがありますがこれらは増えすぎたカパが原因です。
カパには重たい、脂っこい、冷たい性質があるため、さらにカパが増えすぎないようにすべきです。この季節には冷たい、重たい性質、酸っぱい味、甘味、塩味、高脂肪のものを避けたほうがよいですね。そして、昼寝をすると余計に身体が重たくだるくなるので頑張って起きて軽く運動でもしましょう!
ヴァータの乱れ対策
さて、次にヴァータの乱れ対策です!
風のエネルギーヴァータは、軽い、乾いた、冷たい、動きやすい という性質があります。
新しい環境という「変化」の時期にはヴァータの「動きやすい」という性質のために、ヴァータのエネルギーが乱れてしまいます。
そして、「花冷え」という言葉があるようにまだまだ「冷え」の影響も受けます。
ヴァータを乱さないためには出来るだけ規則正しい生活を送り、食事は
甘味・酸味・塩味を摂り、 渋味・苦味・辛味を避けるようにしましょう。
冷えはカパとヴァータ両方を乱す原因となります。
冷やさないように、羽織物を一枚カバンに入れて出かけましょうね。
おすすめのセルフケア
他に、この季節に特におすすめなセルフケアとしては「ガルシャナ」がいいですね。
絹手袋で行うドライマッサージですね。私も時々しますが、肌は綺麗になるし温まるし。なんだかすっきりするのですよね。
ガルシャナは日本の乾布摩擦の起源といわれています。
ガルシャナ用の絹手袋はアーユスでも販売しています。
軽い不調なら自然療法でセルフケアを行うことで治してしまおう!
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