最高の油・グラスフェッドのギー
アーユルヴェーダの聖典の一つ、チャラカ・サンヒターは「ギーは最高の油である」と言っています。
最近知名度が少し高くなってきたギーですが、ギーとはバターを精製したもので、ラクトース(乳頭)、カゼイン、乳固形分等などの不純物がほぼ完全に取り除かれています。料理をしていてバターを使った時、経験された方も多いと思いますが、バターの発煙点は130度と低く、すぐ焦げてしまいます。それに比べてギーの発煙点は250度。他のほとんどすべての油より高いとされます。(ちなみにオリーブオイルの発煙点は150度。)油が発煙点の温度を越えるととガンを発生させると言われ、非常に酸化力の強いフリーラジカルが生まれます。
古典では最高の油とされたギーなのですが、現在の酪農事情では殆んどの乳牛が病気にかからないように抗生物質を投与され、その餌は遺伝子組換え作物を与えられています。自分自身の食事は遺伝子組換作物を避け、病気になっても抗生物質を摂らない生活をしていても普通のスーパーで安売りされているバターや牛乳を摂取していては意味がないということです。
グラスフェッドのギーとは放牧され天然の牧草を食べて育った牛。遺伝子組み換えの穀物を食べて育った牛とは肉も乳も全く違うものだと考えた方が良いものです。グラスフェッドのギーには酪酸と呼ばれる短鎖脂肪酸の一種や、共役リノール酸を含みます。どちらも脂肪の分解を促進すると言われています!
しかもしかも、穀物を食べて育った牛から取れるギーに比べるとオメガ3脂肪酸が5倍くらい含まれているそうです!
現代人の生活はオメガ6系の脂肪酸過多の状況と言われていて、オメガ3系を摂ることが大切です。(オメガ6系過多は体内での炎症を促進します)
近年のブームで亜麻仁油やエゴマ油を摂る必要性が説かれていますがグラスフェッドのギーもオメガ3系の脂肪酸を豊富に含みます。
アーユスでグラスフェッドのギーを販売始めました!(EUオーガニック認証取得済)
ピンクの方はココナッツ・ギーで中鎖脂肪酸を豊富に含みダイエットに良いとされるココナッツ油とギーがミックスされたものです。これをコーヒーに入れるのが最近のアーユスのブームです!
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