ベンゼン環 六角形の神秘 精油の化学のお話
目次:
ベンゼン環 六角形の神秘 精油の化学のお話
ベンゼン環
精油の化学はアロマテラピー検定の上位資格、アロマテラピーインストラクターやアロマセラピストの勉強の中で学ぶ分野です。
今日はわりと苦手な方が多い精油の化学のなかのちょっとした話を致しますね。
ベンゼン環 とはこちら ↓
6個の炭素原子(黒い球)からなる環で、二重結合と単結合を交互に繰り返しています。この6角形を持つ化合物のことを芳香族化合物といいます。
花の香りの多くは芳香族化合物が中心となっています。シナモンなどのバルサム腸の香りにもベンゼン環が含まれています。
二重結合とは赤で囲った部分。炭素原子は4本の手を持っていますが、2本の手を使って隣の炭素原子と結びついていますね。
二重結合
通常二重結合は、単結合に比べて不安定、酸化されやすいのです。2本の手でつながった1本を容易に離してしまうのです。
ですが、さっき出てきたベンゼン環は二重結合を3つも持っていますが、非常に安定した性質があります。何故でしょう?
ベンゼン環は構造式の上では二重結合と単結合が交互に並ぶ形になっています。ですが、この単結合と二重結合は等価な結合で、「共鳴」により単結合・二重結合が常に入れ替わると説明できるのだそうです。
↗こんな感じ。
なのでベンゼン環はこのように表すこともできます。
炭素原子間の距離は
単結合の距離>二重結合間の距離>三重結合間の距離
なのですが、ベンゼン環はさきほども書いたように、「共鳴」により単結合・二重結合が常に入れ替わるので、炭素原子間の距離は全て等しく、(1.5重結合と呼ばれたりします。)
正六角形を形成するのです。
その特徴から二重結合が3つもあるのに、安定性が高いのですね。
六角形
自然界には六角形を構造として持つものがたくさんあります。
そして、六角形という形が持つエネルギーは極めて安定性が高く、神とつながるエネルギーなのだそうです。
例えば
オクラ
カメの甲羅
ハチの巣は六角形が積み重なってできていますが、少ない材料でより大きくかつ、強度にも優れた巣を作るにはこの形が最適なのだそうです。
水の結晶。
日本の伝統的な文様の一つ、籠目(かごめ)模様。
六芒星のつながりでもあり、六芒星の頂点をつなげば正六角形に。
六芒星自体に魔をはらう力があるとされ、イスラエルの国旗にも採用されています。
籠目模様の隙間も「目」であると捉えられて魔をはらう力があると考えられてきました。
六角形のグラスに水を入れると味が変わるといいます。
六角形を内包するフラワーオブライフ。神聖幾何学模様として世界中で使われてきました。私はこのフラワーオブライフが刻まれたボトルを持っていますが、
驚くことに水を注いだとたん味がまろやかに変化します。
まとめ
ベンゼン環は二重結合を3つも持っているのに安定性が高い。
それは6角形が特別な力をもっているから?
六角形って不思議ですよね。
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