アロマブレンドどうするの?アロマテラピー初心者に向けて
アロマブレンドどうするの?
ブレンドってどうしたらうまくいくんだろ?
ブレンドってどうしたらうまくいくんだろ?
どんな精油同士を混ぜると相性が良いかわからない、というアロマ初心者の方へ、今日はちょっとしたコツをお伝えします!!
精油って1つの香りでも良い香りだと感じるものもありますが、2つ3つ合わせることで相乗効果でぐっと良い香りになったりすることってありますね。
効能的にも複数同じような役割の精油を合わせると相乗効果を発揮しますよね。
例えばリラックス効果があるラベンダー、ゼラニウム、スイートオレンジをブレンドするとより深いリラックスを得ることが出来たりしますよね。
ブレンドしたらよいのはわかるけど…具体的なブレンドの仕方が分からない。ブレンドしたことはあるけど、ある香りだけが目立ってしまい他の精油が香ってこない。など経験したことある人多いのではないでしょうか。
今日は様々なシーンや目的に合った自分だけのオリジナルブレンドが出来るようになるために香りの基礎知識をお届けします。
香りには3つの属性があります。一つ目は香りの系統です。フローラル系、ウッディ系、オリエンタル系などどういう調子の香りなのかです。この分け方には色んな考え方がありますが、私たちが勧めるのはこちら。
ウッディは木の香りですね。ハーブ系もわかりますね。ではオリエンタル系とはどんな香りなのでしょうか?検定対象精油ではサンダルウッドやイランイラン、パチュリ、ベチバーなどがそれにあたります。
「オリエンタル」は、「太陽が昇る」という意味のラテン語から派生したオリエントという言葉から来ています。
ヨーロッパの人たちにとって、太陽が昇る東の国々「オリエント地方」は、神秘的な魅力を感じる異郷の地であり、エキゾティックで個性的な憧れの地だったようです。
ヨーロッパ人がその“オリエント”のイメージを、香りの世界で表現したのが
「オリエンタル調」と呼ばれる香りの系統です。
ブレンドするときはこちらの図の隣り合う系統や、同じ系統の香り同志は相性がよいとされます。
例えば、同じウッディ系のジュニパー、サイプレスは相性がいいですね。また、他にもハーブ系のペパーミントと、隣り合う柑橘系のスイートオレンジはブレンドするととても良い香りです。
次にブレンドするときに気を付けなくてはならないことに、香りの強さがあります。精油の瓶からドロッパーを通して出てくる1滴はだいたい0.05mlなのですが、同じ1滴でも強い香りもあれば、弱い香りもあります。ブレンドするときにはこの香りの強弱に注意しなくてはいけません。そうでないと先ほどお話した例のようにある精油ばかりが主張してくるようなブレンドになってしまいます。
3つ目の要素としてノートと呼ばれる香りの持続性を考えます。嗅いだ瞬間香ってくる揮発性が高いトップノート。揮発性が低くいつまでも香っているベースノート。そしてその中間くらいの揮発性であるミドルノートこの3つに分類します。トップノートは最初に香ってくるので、ブレンドされた香りの第一印象を決めるカギとなります。
香りをブレンドするときはこの3つの要素を考えながらしていきます。が、今日は3つ目の要素香りのノートについて詳しくお話していきますね。
そもそもなぜ、香りには揮発しやすい香り、揮発しにくい香りがあるのでしょう。
日本アロマ環境協会でもアロマテラピーアドバイザーよりも上の資格、アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターの授業、精油の化学の中で習いますね。
精油は単一の成分で出来ているのではなく、複数の化合物を含んだ混合物です。
どういうことかというと、トップノートとして代表的な精油に柑橘精油がありますが、
オレンジスイートやレモン、グレープフルーツはそのほとんどがモノテルペン類と呼ばれる化合物のグループで出来ています。
モノテルペン類の分子構造の模型がこちらです。
次にベースノートで知られるサンダルウッド精油はそのほとんどがセスキテルペンアルコール類(セスキテルペンに水酸基OHがくっついたもの)とセスキテルペン類で出来ています。セスキテルペン類というのはさっきのモノテルペンが2つ組み合わさったものです。
で、こちらの白い球は水素原子、黒いのが炭素原子ですが、それぞれ重さがあります。
モノテルペンは 炭素原子が5個、水素原子が8個
セスキテルペンは炭素原子が10個、水素原子が16個です。
モノテルペンとセスキテルペン、どっちが重たいと思いますか?
モノテルペンですよね。
では重たい成分と軽い成分、どちらが揮発しやすいと思いますか?そう、軽い成分ですよね。
軽い成分がそのほとんどを占める柑橘精油は、揮発しやすく蓋を開けた瞬間にふわっと香ってきます。レモン精油などが空気の浄化、殺菌消毒によいのは、一瞬にして揮発して部屋の中に広がるからですね。
さて、なぜ揮発しやすい精油とそうでもない精油があるのかはわかってきましたね。
ブレンドするときは精油がもつ香りの持続性を比較して考えていく必要があります。
トップノートばかりで構成してしまうと、すぐに飛んでしまって香らないブレンドになってしまったりしますね。
その為に役立つのが香りのピラミッドです。
柑橘精油のレモンなどは最初の香りが最も強く、すぐに印象が消えてしまうので、このように表します。
ゼラニウムはミドルノートに分類されますが、トップから香ってミドルでその個性を発揮するといわれていますので、このように表します。
甘いバニラの香りベンゾインはベースノートです。時間がたつほどに強く香ってきますので、このように表します。
香りをブレンドするときはこのように、トップからベースまでが埋まるようなブレンドを考えると、時間の変化と共に色んな香りが楽しめるブレンドとなります。
また、ベースノートの精油には「保留性」「保香性」といって、香りを長持ちさせる効果があるので、香りが飛びやすいトップノートの香りも一緒にとどめてくれる効果がありますよ。
それぞれのノートの理想的比率には色々な説がありますが、
トップ:ミドル:ベース=4:4:2 もしくは 3:5:2
などと言われます。
ブレンドのコツわかってきましたか?最初は難しく感じても回数を重ねるごとにだんだん上手になってきますよ!是非色々チャレンジしてくださいね!
動画にてもこちらの内容配信しています。耳で聞くと頭に入りやすいですよー
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