アーユルヴェーダとウェルネス
目次:
アーユルヴェーダとウェルネス
健康
今回は「健康」をテーマにお話しします。
私ももちろんそうなんですが、皆さんも輝くように生き生きしている状態でいたいですよね?
ウェルネス
そういう状態のことを「ウェルネス」と言います。1961年にアメリカの医師ハルバート・ダンがよって初めて提唱しました。
1961年、結構昔の話ですが、古いけど新しい考え方ですね。
世界保健機関(WHO)による「健康」の定義では、「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」としています。
健康診断の数値が引っかからないことがイコール健康ではないということですが、
ウェルネスとはその定義をより踏み込んで広い視点から見た考え方です。
英語の「ヘルス」も「ウェルネス」も日本語訳では「健康」とされますが、実際には違いがあります。
病気ではない状態を「健康」(ヘルス)と表わしてきたのに対し、心も身体も健康で、より快適で快活な生活のあり方がウェルネスであり、ヘルスよりも広い視野で健康を捉えています。
アーユルヴェーダとウェルネス
実はアーユルヴェーダは5000年の昔からウェルネスの概念を謳っているのです!
アーユルヴェーダの古典書チャラカサンヒター、スシュルタサンヒターの中にそれが記されています。
まず、チャラカサンヒターは、人生が幸福であるというのは「心身ともに病気に冒されていない事、特に若々しい事、莫大な財産と様々な有益な快楽を享受している事。思いのまま行動できる事」と定義しています。
本当に幸せあるためには、心も身体も健康であるだけではなく、経済的にも豊かで精神的に自由でなければならない、ということですね。
別の古典書スシュルタサンヒターは健康の定義として生命エネルギートリドーシャのバランスが取れていること、消化力が順調で、組織の生成機能が正常である、老廃物の生成と排泄が正常であることを謳っています。
それに加えて真我・五感、運動器官、精神が至福に満ちていることを挙げています。
つまり私たちは魂レベルで幸せだなあと感じていなければ「健康」とは言えないということですね。
時代によって「幸せであること」は変化するのでウェルネスの定義は時代とともに変化します。
8つのウェルネス
ウェルネスには8つのウェルネスがあるとされています。
肉体・知性・感情・環境・財政・職業・社会・精神の8つです。
8つのの面で調和がとれた生活であることに加えて、人がお互いに作用しながら成長し続ける状態を重視します。
具体的に説明します。
Physical Wellness(肉体的ウェルネス)
適切な栄養・運動・休養(睡眠) が肉体的ウェルネスには重要です。カラダが喜ぶ食生活をしているか。いつまでも自分の足で歩けるように適切な筋肉量を保つ運動ができているか。朝目が覚めた時、スキッと起きられるような睡眠がとれているか。また、心や身体が疲れたと感じた時に十分な休養が取れているか。
Intellectual Wellness(知的ウェルネス)
知的好奇心を満たすこと、創造的であること
脳を活性化するような活動をすることで、いつまでも「脳の健康」を保てますね。
Emotional Wellness(感情的ウェルネス)
感情の表現、感情的困難を調整する
自信を持っているか。
感情や行動のコントロールをし、困難を対処することができるか。
自分の感情を理解し、そしてそれらを信頼できる人たちに伝えることができるか。
自分の強みを知ること、そして自分が得意になりたいことを知ることができているか。
ポジティブに物事を捉えられるか。
などが考えられます。
これらの感情的ウェルネスを通して、様々なストレスを乗り越えること、人生を楽しむことが可能になります。
Enviromnental Wellness(環境的ウェルネス)
環境的健康 のことです。人間も自然界の一部です。
環境を気遣うことなしに私たちが生き残る術はありません。自然と触れ合い自然を慈しみましょう。また、
お部屋や机周りなど身の回りの環境を整えることも大切ですね。
Financial Wellness(財務的ウェルネス)
自分がやりいことを行うために十分な富を得ることです。
自分には受け取る価値があることを認識して皆で豊かになっていきたいですよね。
Occupational Wellness(職業的ウェルネス)
仕事から生まれる豊かさや満足感の追求をすること
自分の能力、価値観や興味にあった仕事ができているか。
これから人工知能が人間の代わりに働いて、多くの仕事がなくなると言われていますが、こういう時代だからこそ自分が本当にやりたいことは何なのかを知り、実行していきたいですよね。
Social Wellness(社会的ウェルネス)
周囲の人々との良好な関係 が築けていること。
これからの時代は自分が望まないコミュニティに属することはあまりなくなり、気の合う仲間だけで構成されるコミュニティが増えていくと思います。そういう仲間を見つけられることが社会的ウェルネスですよね。
Spiritual Wellness(精神的ウェルネス)
生きている意義を見つけ、自己実現を達成する価値観を広げる
以上が8つのウェルネスです。
まとめ
ウェルネスについておわかりになりましたか?まとめると…
●心も身体も健康で、より快適で快活な生活のあり方がウェルネスです。
●アーユルヴェーダは5000年の昔からウェルネスの概念を謳っていました!
すなわち本当に幸せあるためには、心も身体も健康であるだけではなく、経済的にも豊かで精神的に自由でなければならない、とし、魂レベルで幸せだなあと感じていなければ「健康」とは言えないということを教えてくれています。
●ウェルネスには8つのウェルネスがある
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