最高の油ギーについて
アーユルヴェーダの古典書『チャラカ・サンヒター』第13章にギーについて油脂類の中でもっとも優れている、と書かれています。(米国のTIME誌は「最も健康的な食品ベスト50」にギーを選定しています!)
ギーとはバターを精製したオイルです。私がインドに住んでいた頃はギーかココナッツオイルを調理する際は用いていました。けれど、日本でよく口にするバターは穀物で飼育されて育った牛(グレインフェッド・カウ)がほとんどで、その穀物は恐ろしい遺伝子組換えのコーンだったりします。「古典の時代には最高の油だったかもしれないけど、現代の牛さんから取れたギーは最高の油ではないような…」という疑問が生じ、アーユスではこれまであまりギーをオススメしておりませんでした^^;
そこで出会ったのが「グラスフェッド・ギー」!これは牧草を食べて育った牛(グラスフェッド・カウ)から取れたバターから作られたギーです。
何が違うかというと、
穀物を食べた牛グレインフェッド・カウに比べて、グラスフェッド・カウはその肉もミルクも現代人に必要なオメガ3系(ドコサヘキサエン酸(DHA)、イコサペンタエン酸(EPA))約2~4倍も含まれています。ビタミン・ミネラルもたっぷりで心配な遺伝子組換え作物の影響もありません。
前に九州産のバターからギーを手作りしたことはありましたが、個人的な感想ですがグラスフェッド・ギーの方が味も香りも濃厚です。
私はコーヒーに入れるほか、スープや味噌汁、ターメリックライスに混ぜたり結構何にでもかけてます。
オメガ3とオメガ6の働きは真逆です。
オメガ3必須脂肪酸 →グラスフェッド・ギー、亜麻仁油、えごま油、チアシードオイル、青魚の油など主な作用はアレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制、血管拡張
オメガ6必須脂肪酸→べにばな油、、ごま油、サラダ油、など
主な作用 はアレルギー促進、炎症促進、血栓促進、血液を固める
オメガ3系も6系も私たちの体内で作り出すことができないため、どちらも食べ物から摂取しなくてはなりません。
けれど、現在は6系過多で3系の不足が心配されています。
オメガ3:オメガ6」の摂取比率は「1:4」が良いといわれています。
グラスフェッド・ギーを生活に取り入れてみましょう!
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