アーユルヴェーダの視点から幸せな人生を送るには?
目次:
アーユルヴェーダの視点から幸せな人生を送るには?
今日はアーユルヴェーダの視点から幸せな人生を送るには?ということを書きます。
幸せな人生!みんなが望んでいることですね」?
古典に書かれていること
古典書チャラカ・サンヒターにも書かれていることですが、アーユルヴェーダでは健康で幸せな人生が意義あるものだと考え、不幸な人生は価値がないと考えます。アーユルヴェーダの目的は健康な人の健康を守り、病人の病気を治すことだ、とも書かれています。
別の古典書スシュルタ・サンヒターは健康の定義の一つとして、真我(ハイヤーセルフ)、五感、5つの運動器官そして、精神が至福に満ちているとあげています。つまり、まず魂が喜ぶ状態でいること。がとても大切だと言うことです。
五感が至福に満ちているというのはどんな状態かと言うと、美しいものを見て、聞いて、良い香りをかぎ、美味しいものを食べ、心地よい触感に包まれていることでしょう。
想像しただけで、素敵ですね。
5つの運動器官の至福とはどんな状態かと言うと、手足が自由にのびのびと動かせることや
発声器官、喉は自分が話したい事を自由に話せること。そして排泄器官は滞ることなく、身体の不要なものを排泄できていること。生殖器は適切な相手と適切な性行為が行われること。でしょうね。
幸せは考え方次第
幸せかどうかって、結局考え方次第というところもありますね。同じ状態であっても、そこに幸せを見いだせる人は幸せだし、足るを知らない人はいつまでたっても幸せにはなれませんね。
極端な例ですが、1万円もっていて、まだ1万円ある、と考える人と、どうしよう、もう1万円しかない、と考える人の違いですね。
幸せな人生を送るには【健康】であること
幸せな人生を送るには【健康】であること、が大切なわけですが、その健康も病も結局はその人の思考が生み出すという考え方がありますね。。
すべての現実世界はその人が作り上げたマーヤ(幻)だという考え方です。
ちょっと難しい話になってしまったので、もっと簡単なところから。健康の為に出来ることをお話していきましょう
健康であるために大切なこと
アグニ(消化力)
アーユルヴェーダでは健康であるために、とても大切なものがアグニ(消化力) だと考えます!
アグニとはサンスクリット語で炎のこと。アーユルヴェーダでは消化の炎=消化力のことを言います。健康を考えるとき、消化力はとても大切となってきますね。
消化の炎が弱いと、未消化の食べ物がアーマ(体内毒素)となって体のあちらこちらに蓄積していってしまいます。
そして蓄積したアーマは身体の中にある管をつまらせて病気を引き起こします。
アーマ(体内毒素)を作らないためには
じゃあ、未消化物を作らない・病気にならないために大切なことは、消化力を上げること!ですね。
逆に消化力を下げてしまうことは、具体的に言うと、急いでガツガツ食べる、ながら食べする、お腹が空いていないのに時間だからといってご飯を食べる、食事前に水を飲む(胃液が薄まります)、冷たい水を飲む、心配事を抱えている、これらは全て消化には良くありません。
また、メディアなどで健康に良いとされたものがブームになり、棚からなくなるということも日本ではよくありますが、アーユルヴェーダの考え方では、体質・体調に合わせた食べ物が本当に健康に良い食べ物と言えます。
例えば、よく玄米は体に良いから、と自分がどのような体質かを考えずに玄米食をされる方がいらっしゃいますが、玄米は普通に炊いた状態では消化しにくい食べ物ですね。
つまり、誰もが玄米食が向いているとはいえない、ということですね。
一般に健康によいとされる食べ物も十分に消化されなければ、アーマが生じ、病気の原因になることもありますね。
アーマを作らないためには適度な運動をして、前向きに明るく快活に生きること、消化力を上げるスパイスやしょうがをとることもいいですね。胃腸を冷やさないためにお白湯を摂ることもとてもお勧めです。
たまにプチ断食などして消化管をお休みさせてあげるのもいいですよー。
私たちもいいのは分かっていてもなかなか踏み出せないんですけどね…
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